![]()
「価格設定」の基本を押さえよう!!
『なんでこんなに高い(安い)のヨぉ~!!』
あなたも、ココロの中で叫んだ経験がありませんか?
□あなたが『高い!』と叫ぶケース
a)落ち着いたホテルのラウンジで飲むコーヒー
⇒お値段……700円!
b)スキー場の斜面にある休憩所で食べるカレーライス
⇒お値段……1100円!
c)海の家でビキニのオネーサンを見ながら食べるインスタントラーメン
⇒お値段……650円!
□あなたが『安い!』と叫ぶケース
a)週末のビジネス街、空席たっぷりのベローチェで飲むコーヒー
⇒お値段……160円!
b)大学の学食で、学生らとまぎれて食べるカレーライス
⇒お値段……350円!
c)飲んだ帰り、小腹の減りを満たすためにSHOP99で買ったインスタントラーメン
⇒お値段……99円!
売りモノに付く値段とは、このように、決してひとつではありませんね。
こういう現象を「一物多価」っていいます。
売り手側の立場にいて、こういった「価格設定」の意思決定をするときに感じるある種の難しさの要因は、この「一物多価」にあるといっても過言ではないでしょう。
「価格設定」は、マクロ経済や会計の分野からもアプローチできますが、『売り手に利益を残しつつ、いかに買ってもらえるか』という、マーケティングの分野からのアプローチで、解説してみましょう。
結論を先に言います。
仕入価格(または製造原価)を下回らず、かつ、お客さまが財布の紐を緩めてくれるであろう金額。
これが「価格設定」の意思決定の必要事項です。
このとき、ライバルの提供価格をリサーチして、お客さまの視点で最後の調整をしましょう。
B2C(対個人ビジネス)、要は、店舗で売ってるモノのリサーチならカンタンですね。お客のフリをしてライバル店に行けば、すぐ調べる事ができます。
問題は、B2B(対法人ビジネス)における価格調査です。
店舗と違って、見積書という形でしか、価格情報が出てきませんから…
このライバルの作る見積書ですが、いったいどのようにすれば入手できるでしょうか?
答えはこうです。
信頼関係が構築できている得意先に頼んで、得意先からライバルへ見積依頼を出してもらい、事後、出てきた見積情報を頂いてしまうことです。
こういうことを提案すると、何かダークな感じがしてヤダなぁと感じる方も稀にいます。
でも、やってる企業はやってますよ。この手のことは。
マジメなだけでは勝負に負けます。
こういうことも含めて、企業の戦略だ、と割り切ってしまっていいと、私は思っています。どうでしょうか。
専門用語も押さえておきましょう。
先に言った文章を引き合いに出して解説します。
“仕入価格(または製造原価)を下回らず”=【コスト基準】
“仕お客さまが財布の紐を緩めてくれるであろう金額”=【需要基準】
“ライバルの提供価格をリサーチして、お客さまの視点で最後の調整”=【競争基準】
こういった考えで決まる価格ですが、さらには、ブランドが効いて高めの価格で成功する【威光価格】の考えや、イチキュッパーのように端数によって購入意欲を高める【端数価格】などの考えもあります。
究極めいたことを言えば、買い手の心理状態を『買いたい!』に持っていくことが勝負ですから、「価格設定」とは「心理戦」かもしれませんねー。
ここんとこ大好評の恋愛への置き換えですけど、さすがにヒトそのものに「価格設定」するといった考え方だと、ちょっとピントがずれてしまいそうです。
どっかのカード会社の宣伝のようですけど(笑)、やはり恋愛とは、“プライスレス!”なココロから生まれるものだからでしょう。
そこで、今回は、こういう提案をしましょう♪
恋愛そのものに価格をどう付けるかという議論ではなく、恋愛の当事者となる二人の共通体験には、思い切ったおカネを使ってみよう!ということです。
恋愛中、あるいはこれから恋愛をしそうな気配のある二人にとっては、様々な記念日が到来してくると思います。
例えば、お付き合いして○周年とか、二人で初めて○○した日とか……
クリスマスとか、誕生日とかはもちろんですよね。
こういった特別の日には、思い切ったおカネを使い、人生の想い出創りに励むということをしてみましょう。
『え~?やってますよー』という声が聞こえてきそうです。
でも、どうでしょうか……相手のことだけを考え、ムラっ気を取っ払って、それができているでしょうか?
自責の念を込めてじゃありませんが(笑)、特に男性の場合、仕事等で問題が発生しているときなどは、頭で恋愛が重要だとはわかっていても
、
同じタイミングで到来する記念日に、きちんとおカネを使ってみようという余裕が湧きにくいものなのです。
ヘタをすると、おカネを使うかどうかよりも、記念日そのものを忘れたりもします(汗)
これじゃあやっぱり、相手はガッカリですよね。
『私のことを大事にしてくれる、別のヒトのところに行きます』
なんてある日言われてしまったとしたら、それは【競争基準】を意識してなかったことによる失敗ということでしょうね(笑)
注意しましょう!!
ということで、今回の「価格設定」の基本を押さえようのテーマ、いかがでしたでしょうか?
あなたの会社の実情に沿った個別の対策が必要なら、私までメールを下さい。個別相談に乗りますよ。
mailto:info@moongroup.jp
好評の恋愛への置き換えは、現在、次回の出版企画として検討中ですー。こちらもワクワクです。
今回のメルマガでご紹介した〔価格設定〕は、拙著『営業マネージャー・リーダーのための使えるマーケティングテクニック』(ソフトバンククリエイティブ)132ページに掲載してあります。ご参考に!
http://tinyurl.com/e9guc
『本当に役立つ!マーケティング入門』(フォレスト出版)108ページにも、価格設定に関するわかりやすい説明がありますよ。
http://tinyurl.com/o66m2
次回は、「チャネル戦略」について、語っていきます。
といったところで、オシマイ~~。。。
次回、はたして、どんな展開となっていくか……??
どうぞお楽しみに!!
著者紹介
町田和隆(まちだ・かずたか): 1963年2月生まれ。株式会社MOONコンサルティング代表取締役。市場戦略家。大手通信会社SE・不動産デベロッパー海外事業部門・外資系生保代理店統括・外資系商社チャネル開発部門等の勤務経験を経て、平成8年に独立開業。 思考と計画のビジュアル化と戦略7Pマーケティングの実行により、中小・ベンチャー企業を増販増客に導くプロフェッショナル。
主な著書:
その他活動:
- 国際戦略シナジー学会・常務理事
- 日本カウンセラー学院・客員講師
- 江東区産学公連携検討会・委員
- 多摩起業家育成フォーラム
- 日本マーケティング・マネジメント研究機構PT研
- 新しい時代を創る経営者の会
- KISC21(第4期代表)
前の記事
- 売れる「製品化」にチャレンジ!! (2007/12/16)
次の記事
- 「チャネル戦略」構築にも確実に存在するツボとコツ! (2007/12/24)



