ウレる講師が必ず備えている3つの要素とは?
ウレる講師、ウレない講師、その差はどこから生まれてくるのでしょう?
答えは、武道家が備えている心技体にヒントがあります。
私は、フルコンタクト空手の黒帯を持っていますが、黒帯になる条件に10人連続組手というものがあります。
元気の良い選手が、次々と眼の前に現れ、こちらは休みなく、戦い続けなければならないという過酷な荒行です。
この10人連続組手に挑むには、計画的に体を鍛え、自分の得意な技を身に付け、心に確固たる自信を持って臨む必要があります。
ところが、いくら体を鍛えても、いくら技を磨いても、それらは奥が深すぎて、到達感が得られにくく、いついつになると完了する……という性質のものではないことに気付かされます。
そして、容赦なく不安感が襲ってきます。
『今の自分に、そんな荒行が完遂できるだろうか?』
この不安感を払拭するように、練習と筋トレに明け暮れるわけですが、やはり、10人連続組手を迎える当日まで、心は不安なままです。
やがて、その時はやってきます。
『それでは、これより町田和隆君の昇段審査を行います!』
館長の声が道場に響く。
『もう待ったなしだ!』と思った瞬間、自分の内面で気持ちの持ち方に大きな変化が起こったのです。
『そうだ! 心で勝とう!』・・・と。
『体や技のレベルは、今となってはどうにもできない。 ならば、せめて心では、大いなる自信をもって臨もう』
このように腹をくくることができたのです。
ここで重要な点は、体や技が完璧に仕上がったから心に自信が湧いたのではなく、心に自信の炎を燈すことで、体や技の未熟さに動揺することがなくなったということです。
そう。
条件が揃ったから内面が安定したのではなく、内面を整えることによって、結果、条件に左右されない自分を見いだすことができたのです。
結果は、見事に完遂!
もっとも、体はボロボロでしたが(笑)
この体験は、人生における心の持ち方そのものにも大きなプラスの影響をもたらしましたが、今のテーマは講師力をアップすることですので、人生論に脱線することは避け(笑)、早速、講師業にあてはめてみましょう。
講師として受講生の面前に立つというときにも、正しくこの武道でいうところ心技体を身に付けることが肝要となってくるのです。
まず、心技体というキーワードですが、講師においては次のキーワードに変化します。
それは・・・メンタル、スキル、ナレッジ。
これらは、武道の鍛錬と同じで、スキル・ナレッジは奥が深く、いつまでも完全なゴールに到達することはありません。
もちろん、そこそこまでやれる領域に来たなぁ……という自覚は程なく芽生えますが、上には上があり、下には下がいるという世界観から脱出することは困難です。
これまさに、講師”道”ですね(笑)
それゆえ、そこそこスキル・ナレッジを身に付けたら、メンタル面での自信を深めることが、上のレベルを目指す上でも、とても重要となってきます。
・・・と、話しが面白くなってきたところで、今回はこれで終了!
次回は、講師道における、メンタル・スキル・ナレッジの中身を紐解いて参りたいと思います。
はたして、どんな展開となっていくでしょうか……??どうぞ、お楽しみに!
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